筋トレが1か月でも続かない人は忍耐力がないとかそういう精神論で片付けられる話ではなくて、もっと根本的な考え方を変える必要があります。
しっかりと続けるための思考を身につければ誰でも半年以上続けられるようになり、色んな人から「見違えるほど体型が変わったね!」と言われる日がくるでしょう。
筋トレを続けるために必要な3つの考え方
筋トレを続けるためにはまずモチベーションに依存しないことが超重要になってきます。そのうえで続けるために必要な3つの思考法を紹介します。
①まずモチベーションに頼りすぎない
②しっかりと目的を明確化して少しずつ目標を達成していく
③トレーニングをやれば達成感や満足感が生まれることを知る
それぞれ具体的に解説していきます。
①まずモチベーションに頼りすぎない
身も蓋もない話ですが、筋トレに限らず何かをずっと継続するうえで大切になるのがモチベーション、つまりやる気に頼りすぎないことです。
もちろんやる気がマックスになっていて「よっしゃやったるぞ!」という気持ちになる日もありますが、そんなのは年に数回レベルの話であって、たいていの場合はやるきはそこまでありません。
日々誰かに言われることや天気といったことで簡単にやる気というのは変動してしまうので、今日はモチベーションがないからいいや!というやらない理由・言い訳を生み出すことにつながってしまいます。
これがモチベーションに頼ることの危険性です。
なので続けるためにはやる気に依存しない方法を探す必要があります。
なお、モチベーションに頼らないことの重要性に関してはAlek Lifestyle Fitnessさんというハーフの筋トレYoutuberがすごく丁寧に解説していますのでぜひご覧ください。
筋トレを長続きさせるためのマインドセット・モチベーションについて。 - YouTube
②しっかりと目的を明確化して少しずつ目標を達成していく
自分が何のために筋トレをやっているのかある程度明確化しておいた方が圧倒的に続けられるきっかけになるでしょう。
目的と目標をしっかり持っておけばモチベーションに依存せずに続けやすくなります。
「モテたい」とか「筋トレで良い身体になりたい」「メンタルを強くしたい」などなんでもいいでしょう。
次にそのために必要な目標を立てていきます。
ベンチプレスを80kg達成したいなら、まずはバー20kgの上げ下げからスタートして、毎回のトレーニングで2.5~5kg増やすといった感じで少しずつ着実に小さな目標を達成していくことがカギです。
そして目的を達成するために何が何でも日々の目標を達成するために行動を起こしましょう。
少しずつ積み重ねることができるかどうかがあらゆることを成功させる唯一の方法です。
効率の良いやり方はあっても近道はありません。
③トレーニングをやれば達成感や満足感が生まれることを知る
やる気が出なくてもトレーニングをその日頑張れば必ず終わった後には「よっしゃーやり遂げた!気分も良いし最高!」となるのが筋トレの面白いところです(笑)
これは自分がやるべきことを達成したことによる達成感で脳内からドーパミンなどの快楽物質がどばどば分泌されたことが原因です。
やはり何事においてもまずはやることが大切で、先延ばししてしまうと脳が常にそのやるべきことを無意識に考えてしまうので集中力や気分に影響します。
定期的に筋トレをさぼった方がいい!?東大の研究
「筋トレは自分にとっては歯磨きみたいなもん。生活の一部で毎日当たり前にやること」と言うと、「さすがに歯磨きと一緒にしたらあかんやろ(笑)」と突っ込まれます。
でもそのレベルで習慣化できればトレーニングを行うのが苦ではなくなります。
もうやらないと違和感を感じるレベルにまで達しました。
とはいえ初心者の人や上級者でもトレーニングに対して全くやる気も出ず身体もだるくてサボりたくなる日はやってきます。
そういうときは無理せずに休むというのもありです。
トレーニングをずっと続けている無意識のうちに筋肉に疲労が蓄積されてくるので2~3か月おきに1週間全く筋トレをしなくても大丈夫です。
そんな休んで筋肉や筋力落ちないの?という心配があるかと思いますが、安心してください。
1週間程度では全く問題ないどころか、むしろ休んだ後に筋肉や筋力が上がりやすくなることがあります(※1)。
東大で行われた実験によると、筋トレ初心者を24週間に渡って週3のベンチプレスを休む期間を作らずに続けたグループと、同じメニューを6週間トレーニングを行って3週間休むというサイクルに分けたグループで筋肉量の増え幅などを比べたところほとんど差がありませんでした。
このことからも1週間程度であれば全く問題ないと言えそうです。
とはいえさすがに2週間以上休むとやばいかも。
経験では2か月に1週間では全く問題がないどころかむしろ休んだ後に調子が良くなったりします。
トレーニングは根性論ではないので正しいさぼり方で続けていきましょう!
(※1)